【米国株続落】FOMC後の米国株の動きはどうなるのか?今後の株価、短期と長期の見通しを考えます。
こんばんは、よなよな日記【投資ブログ】の管理人よなよなです。
今回は、6月16日にFOMC (連邦公開市場委員会)が発表した内容が
今後の、米国株の動きにどう影響するのか短期と長期、二つの視点を
考えてみたいと思います。
目次
FOMC(連邦公開市場委員会)2023年からのテーパリングを2022年に前倒しを発表
FOMCは、16日2023年から予定していた金利引き上げを2022年に前倒すと発表し
これに、米国株が反応し多きく下落することになりました。
テーパリング前倒しの理由として、
コロナワクチン接種普及による景気回復とそれに伴う急激なインフレ(物価上昇)懸念によるもので
テーパリング自体は、年初から予定されていましたが
今回の、少し早い段階でのテーパリング発表に株価が過剰に反応したようです。
一方、日銀は大規模な金融緩和策の維持を発表
日銀の黒田総裁は18日、金融政策決定会合で、今回の大規模な金融緩和策を維持する発表しました。
これは、欧米諸国に比べ日本国内のワクチン接種普及率の低さが、経済活動の回復の遅れの要因となっており
日本のコロナウイルスへの対応の遅さが、各国中央銀行の政策方針の違いよって浮き彫りとなりました。
米国株、今後の見通しを考える3つの要素
・コロナワクチンの普及で経済活動が回復し企業成長が見られる
実体経済回復によって、GAFA などに代表されるIT企業などがコロナ前よりも業績が回復し
また、テーパリングが早まるという事は米国経済活動が順調に回復している裏付けになっています。
・労働市場がまだ回復していない
経済活動が回復したとは言え、依然としてサービス業などの雇用は回復が遅れています。
雇用の回復が確認されないと、安易なテーパリングは行わないと思います。
しかし、次回の雇用統計の結果次第ではテーパリングが早まる可能性がありますので
7月2日の雇用統計の結果には注目していきたいです。
・インフレ(物価上昇)自体は株価へのプラス材料になる
インフレ(物価上昇)は、商品やサービスの価格が上昇することで企業の売り上げも貢献し
収益の上昇にもつながり結果として株価にプラスの影響を与える要因となります。
短期的には下落、長期的には上昇
7月2日の雇用統計の結果によりますが、今回のFOMCの発表によってテーパリングが早まることは
事実ですので短期的に米国株は軟調(下落相場)な動きとなる事が予想されますが、
今年に入ってから、テーパリング自体は議論されていたので、株価には織り込み済みですので
先週の5日連続下落は、今後の大きな暴落には繋がらないと個人的には考えています。
また、長期的に見るとコロナの期間が特別な状況であっただけで、
日米ともに年間の物価上昇率は、2%を目標にしていますので、これから始まるテーパリング(金融引き締め)はコロナ前の通常な経済活動に戻り、金融政策の正常化に向けた動きだと思いますので、金融相場から業績相場への転換期となり、今後も長期的に米国株の上昇が期待できます。
今週の、NISA 運用報告
それでは、2021年6月3週目のNISA運用の報告となります。今回はどうなったのでしょうか?
運用中の銘柄も合わせてご覧ください。
NISA購入ファンド運用結果2021年6月21日時点
運用収益率が +25.1%
運用収益額が +333,158円
となりました。
今週は、FOMCの発表があり米国株は下落相場となっていますが
運用収益にはあまり大きな変化は有りませでした。
購入ファンド | 損益率 |
ニッセイ外国株式インデックス | 22.9% |
S&P500インデックス | 23.1% |
新興国株インデックス | 19.0% |
FANGインデックスファンド | 11.4% |
米国IPOニューステージファンド | 2.5% |
よなよな日記【投資ブログ】の思い
短期的には、テーパリングが株価のマイナス材料になってしまいますが
NISAやiDeCoなど長期投資にはプラスだと思います。
今回のテーパリングによって短期的な下落相場は
長期投資を始めるにあたり、安い価格で米国株を買い始めることができ
その後、訪れる業績相場の恩恵を受ける為の絶好のタイミングだと思います。
このブログが、これから投資を始めるきっかけになってもらえれば幸いです。
今日も一日お疲れ様でした。
おやすみなさい。